松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

原水禁世界大会2004in広島に参加した青年たちの報告会

2004年9月25日

今年 地区の代表で「原水爆禁止世界大会」に参加した6人の青年の報告会が行われました。15歳の高校生、大学生、大学院生、社会人と、巾の広い人が参加しての報告は、新鮮でかつ学ぶことも多くあり、とてもいい報告集会でした。

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15歳の高校生は、親に「楽しいから行ってみたら?」といわれて参加したけど、行ってみたら同じ高校生なのに皆勉強していることに驚いた。でも、これを機会にいろんなことを学んだしとても楽しかったといいます。

そして、被曝者の体験談や厚木市出身の写真家 森住卓さんの写真を見たり話が聞けたこと、被曝した石や瓦に触れたことが心に残ることだといっています。日本の政府の態度に疑問を感じることもいっぱいある。今回広島で感じたことを帰ってきてから友達に話したけど、「関係ない話」と言う感じで軽く流されてしまった。

最初は広島に行って「おいしいお好み焼きが食べられたらいいや」と言う気持ちで行ったけど「平和」について色んな意見を聞けた。そして自分に出来ることはないだろうかと考えるようになったと言うのです。

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戦争は、一人ひとりが真剣に他の人の話を聞いて、そして考えること、これをしていたら絶対起こらないと思う。これから学校でも真剣に人の意見を聞ける人、そして自分の意見を言える人を増やしていきたいし、自分もいろんなことを真剣に考えていきたいと語っていました。

見た目はまだまだ少年、でも心は大きく成長して大人たちを感動させてくれました。

何度もこの大会に参加している青年はもっと専門的な分野の報告もありました。神戸から参加した人の発言で、非核神戸方式についての報告があり、神戸には一切アメリカ軍は入港していないとのこと。と言うことはアメリカ軍は核兵器を積んでいるということになる。日本中でこの非核神戸方式を取り入れられないものかと。

もう一人の報告には、この非核神戸方式をもっている神戸が、もしそうでない市と合併をしたら、力関係で非核神戸方式をなくされてしまうこともありうる。こういうことからも合併について考えていかなくてはいけないと語ります。

また、被曝体験者の中には初めて勇気を出して語ると言う人もいたと言います。一人ひとりが「二度と戦争を起こしてなるものか」「次の世代に平和のバトンタッチを」と一生懸命語ってくれた。僕たちが戦争体験を聞ける最後の世代と言う。「あたしゃらが死んだら、次はあんたたちが伝えるんだよ。」この言葉を深く心に刻んだと言う青年。

この青年たちが感じてきたことを次の人たちに語っていくことが、平和を守る大きな力となってゆくという確信がもてたすばらしい報告でした。


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