松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

秦野にも「9条の会」が発足しました!

2006年5月14日

060514-1

5月14日、秦野に「9条の会」が発足しました。秦野の皆さんの地道な努力が開花して、これからその種は広く秦野の全域に蒔かれていくことと思います。

隣の市の「9条の会」ではありますが、お祝いをかね、何といっても小森陽一さんの講演が聞きたくて午後から出かけてきました。

その中で小森さんさんは、憲法について本当にわかりやすく説明してくださいました。

過去の戦争で日本が誓ったことは、帝国憲法の下で日本が犯した罪を二度と繰り返さないことと、日本が受けた原爆を二度と使わない・使わせない「非核」の願いでした。

条文の一語一句が非常に貴重な意味を含んでいることも明確に解説してくださいました。そして、改めて憲法を読み上げたとき、涙があふれました。

憲法の前文を改めて声を出して読み上げてみました。

前文

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ」。

といっているのです。

この言葉の持つ意味の深さは、言語の「古い・新しい」で議論すべきものではなく、誓っている内容がどうかということではないでしょうか。

わたしたちは、まさに「この崇高な理想と目的を達成することを誓う」ために努力していかなくてはいけないのだと思います。

憲法第12条 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」

小森さんはいいました。「『不断の努力によって』・・ですよ!」と。

平和も権利も時代が変わったから、「もう当たり前」と思っているのは誤りで、常にそれらは主張し続けなければ衰退していくものなんだというのです。

私たちは、不断の努力をしてきたのでしょうか。ましてやこんな状況になっても「今の時代にそんな馬鹿な・・・。」と思い込んではいないでしょうか。

どんなに科学が発達しても、時代が進んでいっても、人間の心の部分は常に人間が改革していかなくてはどんどん悪い(安易な)方向に流れていくのだということを知らされました。「憲法を守る義務がある」人は、まず「公務員である」ということも話されました。

公務員法で「日本国では、日本国憲法 第99条(第10章 最高法規)に基づき、憲法を尊重し擁護する義務を負う。」「日本国憲法第15条第2項において『すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。』と規定している」からです。

小森さんが東大で教鞭をとるとき、「公務員」として憲法を守ることを誓わされたといいます。だから、公務員は誰でも「9条の会」に入らなくてはいけないんだといって笑わせましたが、確かにそうですよね。

公務員(国会議員も含む)が、しっかりと、憲法を遵守することが義務であり、「憲法」とは、定められた憲法に沿って国を運営しているかを国民が監視するためにあるものだということです。

いま、憲法を変えようという動きは、まさに崇高な世界に誇れる「不戦の誓い」を壊すものです。小泉(自民・公明)政府は、軍隊がないと心配だといいますが、60年間どの国とも戦わずにきたのはこの憲法のおかげです。

60年間どこも襲ってこなかった。「不戦の国」を狙う国はないのです。今度軍隊としてどこにも出て行ける国にしてしまったら、またどのような悲惨な戦争に大切な子供や両親を犠牲にするかわかりません。

この憲法を変えたために起こる事態の責任は、誰がどう取れるのでしょうか。いまこそ、「なぜこの憲法ができたのか」を思い起こすべきだと思います。

060514-2

小森陽一さんの話は、本当に心打たれました。みんなで、平和の日本国憲法を守るため頑張りましょう。

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