松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
議会の取り組み

各常任委員会が終わりました

2010年3月10日

 5日から開かれていた常任委員会が昨日終わりました。3月は予算議会でもあり、新規事業、事業の進捗状況などの下調べに追われました。

 共産党議員団は2名という厳しい現状で、4つある常任委員会を2人で分担して傍聴委員としても審議に加わっているため、準備しきれない点も多々あり当日聞いてしまったものもいくつもありました。

こんなとき「早く共産党議員を増やして~!」・・・いつも心で叫んでいます。

今回、平塚市一般職員の勤務時間・休暇等に関する条例、一般職員の給与に関する条例の一部を改正する議案が出されていました。
内容は、1ヶ月に60時間以上残業したら、超えた分につき普段の残業割り増しより上の割り増しを支払うこと、またはその越えた部分は代休に替えることも出来るということが盛り込まれています。

 職員の残業の実態を聞いて驚きました。

月に60時間を越えているところは、市民税課、保険年金課、情報システム課、そして福祉の各課、市民病院医師など。さらに年間の残業が360時間を越えるところは?と聞いたら、ある課の職員の年間残業の平均が683時間にもなっていることがわかったのです。課職員全体の平均ですよ。

 市の窓口対応の職員は、来庁する市民を最優先で仕事をしています。でも、私たちはつい窓口で待たされると、「仕事休んできているんだから早くしてよ」といらいらした気分になりますよね。座っている人を見ると許せない気分になる。しかし、職員は対応すればするほど事務処理も多くなり、至急やらなくてはならない事務処理もある。必然的に残業になるわけです。

 市民からの厳しい声、国からの厳しい通知から、職員削減、人件費削減を余儀なくされていますが、市職員への厳しい目の影で、1人あたりの過重負担に心のバランスを崩し、長期休職している職員が年々増えてきているという実態も、今回の委員会で質問した中で示されました。

しかし、今度残業が多くなると割り増しが多くなり、人件費削減が至上命令の市役所現場では、残業しても「サービス残業」にせざるを得ないということも懸念されます。今の残業時間は、課長の許可を得てやっている残業です。ところが、タイムカードもない職場でサービス残業が行われたら、「過労」が原因ということもわからなくなってしまう。

 どこの職場も厳しいからこそよそが良く見える。しかし、公務員バッシングは、いずれ自分に降りかかること。そして基準となるべき公務員の現場が今こんな状況であることがわかり、非常にショックを受けています。

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花菜ガーデンの花壇から


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