松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
ほのぼのタイム

平塚市民病院小児科スタッフの「思い」

2009年7月21日

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私たちの仕事は、得てして「苦情」や「悩み」を受けることばかりが多く、嬉しい言葉や褒められるなんてことは特に私などめったにありません。しかし、ある方を訪ねて、こんないい話が市民の心の中に刻まれて行ってるんだということを知りました。

その人の3人目のお子さんが染色体異常と診断され、長く生きることが難しいといわれました。授かった命を医療の限りを尽くして、一日でも長く生きて欲しいと願い、医師にそのことを告げました。

平塚市民病院の小児科の先生も、その子の医療に最善を尽くし、危ない時期も何度かありましたが、無事に1歳を迎えることができたのです。この病気の子供さんは約90%が1歳までに死亡するといわれています。

看護師さんたちが中心になって、この日のために「お祝い」の準備が始まりました。折り紙や飾りで、かわいいベッドの周りはとても華やか。

そして、本来無菌室のために家族も入れないお部屋でしたが、ご家族も一緒にその子のベッドを囲んで1歳のお祝いをしたのでした。

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みんなでケーキも用意して下さり、小児科の先生も看護師さんたちも総出で祝ってくださいました。その時の様子をカメラに収め、かわいい添え書き付きの「アルバム」にして、ご家族にプレゼントしたのです。

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そして、病院職員の心のこもった寄せ書きもこんなに・・・。写真では、表面しか見えませんが、この裏にもびっしりと書かれていました。

そのお子さんは、祝ってもらって間もなく亡くなられましたが、ご家族は頑張って生きぬいたわが子への思いと、温かい励ましと共に、わが子と一緒に闘ってくれた医療スタッフへの感謝の気持ちを、語ってくれました。


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