松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

教育の無償化は憲法を変えなくても出来ること

2017年5月8日

安倍首相は、憲法施行70周年という記念すべき日に、水をひっかけるかのように「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と発表しました。そして目玉として2項目を上げました。

●自衛隊が違憲だという議論が生まれる余地がないよう、憲法9条は「1項、2項を残しつつ、」自衛隊の存在を明記したい。

●幼児から大学などの高等教育までの教育無償化を憲法改正の優先項目にする。

憲法9条の1項は「国際紛争の解決に、武力による威嚇または武力の行使は永久に放棄する」

2項は「陸海空軍その他の戦力は保持しない」です。

今、自衛隊は安全保障関連法によって駆け付け警護も付与され、秘密保護法によってどういう任務を遂行したのかすら明らかにしようとしていません。1・2項を残しつつ、どうやって今の自衛隊の存在を明記するというのでしょうか。

いまの憲法では教育の無償化は出来ないの?と、憲法を見れば

第26条「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」

となっています。「法律の定めるところにより」となっているから、民主党政権になったとき高校の無償化を実現しました。ところが自民党はこれに猛反対し、安倍政権になったとたん、これに所得制限を付けたことを国民は忘れていません。

国民の気持ちを改憲に向けるために、色んなことを加えても、改憲理由の本丸は「9条を変えたい」=今後「戦争も辞さない」ということしか有りません。

NHKの世論調査の結果でも「憲法を変えた方がいい」といっても「憲法9条は変えない方がいい」が圧倒的に多いということが明らかになっています。

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国家公務員一般労働組合のブログにはこのように書かれています。↓

http://blogos.com/article/221527/

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花菜ガーデン北側の路地に咲くカキツバタ


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