松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

大和市の「地域乗り合い交通」を視察

2013年2月9日

4日、大和市で行なっている乗り合いバス事業「地域と市との協働『のりあい』」を、岡崎・金田地域の方々と平塚市まちづくり政策課担当職員の方2名とで視察させていただきました。

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平塚市では

岡崎・金田の地域は交通の便が悪く、地域の高齢化が進む中、「もっと身近なところでバスに乗れたら・・」という声が年々高まっています。昨年4月に行われた岡崎地区での「市長と語ろう! ほっとミーティング」でも、参加された複数の方から地域の交通の便を良くしてほしいという意見が上がりました。

高齢者にとってバスの停留所まで遠い、坂道で買い物の荷物が重くて帰りは大変というだけでなく、岡崎のみどりが丘という地域は、伊勢原市に隣接しているため伊勢原行きのバスはありますが、平塚行きがありません。平塚市民でありながら、図書館・病院や買い物は伊勢原へ行くという人も多いのです。また金田の地域もバスの便数が少なく、全く通らない地域もあります。地域の有志がこうした声を受け、何とかしたいとコツコツと運動しています。

大和市では

10年ほど前までは地域を走っていた公共バスも撤退し、地域のお店もなくなり、独居の方や高齢者が外に出て行かなくなるといった傾向が出てきていました。平成20年に何とか高齢者も外出できるようにしたいと有志が動き出し「乗り合いバス運行準備会」が立ち上がりました。しかし、駅に近い地域や自治会ごとに温度差があり、自治会として試行錯誤を繰り返し、何回かワークショップをやりながら「自分たちの先を考えても、やはり必要だ」という風に実感し、周辺の7自治会で運行が始まったといいます。今年度からは7自治会が9自治会に増えて実施されています。

地域自治会と市との協働事業として立ち上げた「地域乗合交通創出支援事業」は、地域の静脈ともいえる道路を練って走り、みなさんを乗せて市民病院やショッピングモール、市役所、自治会館、保健センター、駅、大きな公園などを回ります。住宅街のフェンスに、何気なく「バス時刻表」が貼られていて、ここがバス停です。

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この事業は、10人乗りのワゴン車は市が用意し、住民が運転・添乗を受け持ってボランティアで運行させています。この乗り合いバスは登録制ですから、添乗員は乗る人の顔を覚えます。バスの中がコミュニティの場となり、色んな病気や心配事も話題になることがあり、様々な制度につなげるきっかけにもなるといいます。

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この1枚のカードは、単にバスに乗るだけでなく、制度にもつながるカードといえます。8人を超えたら乗りきれません。その場合は、電話当番が居て、即臨時で運転する人に連絡をとって、乗用車で駆けつける体制もとっています。実施している9自治会の代表:滝沢様、添乗の代表:入澤様からご説明いただき、実際に乗って一巡してみて9自治会の結束力に大変感動して帰ってきました。


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