松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル • 議会の取り組み

PCR検査をもっと広げないと!

2020年4月8日

私は神奈川県が発表している新型コロナウイルス感染者の症状や経緯などをこの間まとめてみました。1月15日に最初に感染者となった人から4月4日までの感染者204名の症状をみると、圧倒的に「発熱」が多く微熱も含めると145人。「咳」が84人。「倦怠感」66人、「肺炎」を起こしている人26人、「咽頭炎」25人、「呼吸困難・息苦しい」が17人、「味覚感覚異常」16人、「臭覚感覚異常」13人。痰、食欲不振など風邪症状全般の症状が並びます。ところが驚くことは204人のうち「無症状」が16人もいるということです。

なぜ、無症状の人がPCR検査をするか。それは「陽性患者」の家族、または濃厚接触者とわかったから自宅待機してずっと追跡調査の対象だったからです。2週間の間、無症状でも「陽性」と出るか「陰性」のままでいくかをずっと追跡調査されていたから無症状のままでも「感染者」とわかるのです。あの日一緒に会食した人が「陽性」だったとか、感染者の家族とわかる人だけが追跡調査を受ける。でも、周りに感染者がいなくて、無症状なら、自分が「陽性者」だなど考えもしないし、毎日元気に働いたり、買い物したり、遊びに出かけているはずです。

そして、元気な陽性患者(私だってそうかもしれない)が、ウイルスを拡散しているというわけです。だから、「なぜ自分が感染したかわからない」という感染ルート不明者が後を絶たない。

「熱が出た、咳が止まらない、だるくて腹痛もあり・・」などといった人だけでなく、PCR検査をもっと気軽に受けられるよう、新潟のようにドライブスルー的に次々検査しなければ根本的な「終息」を迎えられないと強く危惧しています。

軽症の人は、今回東京都が始めるようにホテルや空いている会場を使うこと。「命にかかわること」といいながら、軽症だからと家族と一緒に自宅待機などあってはならないことです。その家族、逃げられないのですから。

「医療崩壊になりかねない」という懸念を厳しい教訓とし、ITや車に特化した経済政策ではなく、国の医療体制はじめ、看護師や介護職、保育職など「人の命と生活に関わる仕事」の重要さを認識しなおすこと、安い人件費を当て込んだ海外生産ではなく、食料をはじめ、自国のなかで需要と供給を満たす仕組みに切り替えること。日頃安く手に入って気にもしなかった「マスク」が、ほとんど日本で作られていなかったとは!

全国民が「今のやり方は変えなくては!」と気付いたのではないでしょうか。

写真は、今週の市役所ホールの生け花

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