松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
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議員団ニュース 1550号です。 龍城ヶ丘プール跡地問題

2020年10月17日

議員団ニュース 1550号です。

ニュースに入る前に、市役所ホールの生け花について。2枚の写真を載せました。生け花をボランティアでやって下さっている方々、毎日花の様子をみにきて、取り替えてくださっているのです。何気ない花と見て通り過ぎてしまいがちですが、毎日市役所に足を運んで気配りしてくださっている方々の何とありがたいことか・・。そんなことを感じた写真です。

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今回は、ParkーPFI手法による公園整備=龍城ヶ丘プール跡地(7000㎡)と、周辺の松林も伐採して大きな駐車場や集客施設(全体で3万㎡)を建設から管理運営までをParkーPFI事業者(積水ハウスを主とした「平塚Seaside Park共同事業体」)に20年間任せるという「湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーン整備・管理運営事業について掲載しました。

平塚市はこの問題に対し、「丁寧な説明をしていく」と言いながら、住民が何を言おうと聞く耳持たず、唯々、市の言い分を繰り返すのみです。安倍政権がこれまで繰り返してきた国民の声を聞かず一方的な説明を「丁寧な説明」といい、これを地方自治に真似ただけの誠意のない対応です。

「丁寧に説明する」といいながら、そこに住んでいる住民が「住民生活が脅かされる。松林だけは切らないでほしい」という切実な願いに対し、市長は住民説明会には一切出て理解を求めることもせず、龍城ヶ丘周辺の3つの自治会長が直々に署名をもってきても、決議書をもってきても、一切の懇談を避け、逃げています。そして、反対する市民の署名が8000筆以上あっても、「今回の事業が決定する前のものであり、今回の事業に対する反対署名ではない」と、まったくの詭弁で一蹴しているのが平塚市行政です。自治基本条例で言う「市民は、まちづくりの主体です。 」を市長自ら無視している由々しき事態であることから、私は黙認できません。

事業者を選定する委員会(事業者が決定するまでは誰が委員かは一切明らかにされず、いつ会議を開いているのかも秘密の中で進められ、全てが決定してから委員の名前が公表されます)には、市長の後援会長、副市長が入っていたのです。つまり十分市長の思惑で進む形ができていたと思われても仕方のないメンバーが座っていたのです。

この問題は、当初から「松を切らないで」という強い意見が多くの住民から出されていました。ところが、議事録を見ると市長の後援会長は「地元の人が言ってきたことに対して、ダメなものはダメとはっきり言った方が良い。あまり意見ばかりを聞いていると、市はすべて聞いてくれると、そういう考え方が出てくる」と言っていることに驚愕しました。選定委員会に市長の後援会長が入ること自体問題であるのに、その時点で、住民の声を無視してでも進めなくてはならない「ある方向」があったということではないでしょうか。

今回の「何が何でも実施する」という住民を敵に回しても進めようという態度は異常であり、異様です。

さらに、市が行った意見募集のアンケート。コロナ問題が急浮上して説明会が開催できないのでインターネットで市民の意見を聞きたいというのが狙いでした。本来ならインターネットを見ている人はそのまま自分の回答を発信できる仕組みになっていました。しかし、反対者にとって「公園ができたらこの中のどこに行ってみたいですか?」などという質問など腹立たしくて答えたくありません。反対意見があまり来ない方がいい市にとっては、そこも狙いだったのかもしれません。ところがネットでの回答が少ない上に「行きたくない」などの数もあり、思った集計ができない。これは市と一緒に事業を遂行する側にとっても困った事態・・。そこで、ネットのアンケートをわざわざダウンロードして多くの人にお願いして「行きたい」「とても行きたい」という声を多くする必要があった。FAXの送信歴を見ると、そう思わざるを得ないのです。5月中旬からまとまった数のFAXが次々と送信され、本来のネットの回答以上の数のFAXが同じ電話機から送信されていたのです。私たちが「やらせ」と直感したのは、そこにあります。

その内容は、議員団ニュースでご覧ください。

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