松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

68年目の終戦記念日

2013年8月16日

 8月15日、68年目の終戦記念日を迎えました。私は「ひらつか9条の会」の方々と一緒に、終戦記念日に当たっての宣伝行動に参加しました。

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私は今61歳、実際には戦争を知らない世代です。しかし、多くの戦争体験者の声を聞き、戦争で足や手をもぎ取られ、仕事に就けない人が街のあちこちでハーモニカやアコーディオンを弾いて、アルミの皿にお金を入れてもらって生活の糧にしていた。そうした戦後の苦しみを見てきています。だからこそ、「決して戦争をする国にしてはいけない」。これからの人生は、そのことを言い続ける為にあると思っています。

 日本が引き起こした侵略戦争で、アジアで2000万人、日本では310万人を超す人々が犠牲になったと言われています。

 この平塚でも第二次大戦に出兵し、2000人以上の方が犠牲になり、昭和20年7月16日には平塚の町は米軍による大空襲を受け、343人が犠牲になりました。

 この第二次世界大戦後、世界政治は、日本、ドイツ、イタリアが引き起こした侵略戦争を二度と起こしてはならないという決意から出発し、日本では「政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起こる事のないようにする」決意を憲法9条に盛り込みました。

 ところが、終戦から68年たった今日、政権に復帰した安倍晋三内閣・自民党は「憲法を改悪し、再び戦争する国」にしようと露骨な動きを進めています。これは、世界に誓った「不戦」の立場を、日本の総理大臣が自ら否定する重大な事態です。

 あいつぐ閣僚の靖国参拝、「維新の会」の橋下代表による日本軍慰安婦問題への軍の関与を否定する発言、さらには、ナチス・ドイツの非人道的で残虐な手法を「見習ったらいい」という麻生副総理の発言は、決して看過できません。ナチス賛美は、ドイツ・イタリアが加盟しているEUヨーロッパ連合諸国では「犯罪」です。いま、こうした発言や日本政府がとっている態度に、日本国内だけでなく世界各国から厳しい批判が起こっています。

 日本は、過去の侵略戦争の反省を基本とし、原爆で多くの犠牲者を出した世界でただ一つの国として、私たちが果たすべき役割は「二度と戦争をしない」、「武力を持たない」と決めた憲法9条をしっかり守り抜くこと、そして、世界中から「核兵器をなくす」ことを訴え続けることではないでしょうか。

 駅を通る方々に、「是非みなさんの意思表示を!」とマグネットシールをお渡しすると、次々と掲示板の前に・・・。

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自民党に投票したというある人も「戦争はダメ!」と、「9条を守る」に貼って行かれました。


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