松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
未分類

ララとの別れ

2014年6月8日

金・土曜日と大降りの雨でした。昨日(土)朝6時半過ぎ、義母の法要のため一足先に九州に出かける夫を駅まで送り、その後金目川や鈴川の水嵩を気にしながら地域の日曜版配達に出かけました。

最近我が家の猫(ララ:18歳)がめっきり弱ってきて、食欲もなく、餌もあまり食べなくなり、もっぱら「猫のおやつ」と称するチューブ入りの「ちゅーる」をピチャピチャとわずかになめるのが精いっぱい。「悲しい時」が近いことを覚悟はしていました。日曜日は私も日帰りで九州の法事に行かなくてはならないし、ララのことが心配で娘に来てもらうことにしていた矢先・・。配達から帰ると、ララは息を引き取っていました。

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私が配達にゆく時、玄関のドアを開けるのを待って、外に出る機会を狙っていたララ。体はすっかり弱っているのに外に出ようとする姿は、数年前21歳で亡くなった猫の「エル」とダブり、それを否定する思いもあって、「駄目だよ、雨がいっぱい降っているから出ちゃダメ・・ね。」とドアを閉めて出かけたのがララとの最後となりました。

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以前働いていた職場のしいたけの「ほだ場」に捨てられていて、雨の日は利用者も職員も外作業に行かないのでエサがもらえません。そんな日は仕事が終わって夜の大雨の中、懐中電灯をもって餌をやりに行くと、手のひらに乗るほどの小さい体のララが「ニャー!ニャー!」と榾木(ほだぎ)の間を泣きながら走って近寄り、愛くるしく餌を食べる姿がついこの間のように思い出されます。あれからまもなく、私のところにきて18年間、我が家の家族として一緒に暮らしてきました。
家族みんなにララのことを知らせ、取り急ぎ帰ってきた娘と一緒に市の「ペットの火葬場」に連れて行き、最後の別れをしてきました。
娘は、ぽろぽろと大粒の涙を流しながらララとの思い出を語りました。
上品で穏やかなララだった。最後まで上品で穏やかなララでした・・。

もう私の腕を前足でトントンしながら「ねえ、ねえ・・」と甘えたり、朝私の顔をトントンと触って起こしたりすることもないんだな・・と、こみ上げてくるものがあります。しばらくは一緒に過ごした日々を思い起こして過ごします。


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