松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
議会の取り組み

環境厚生常任委員会の視察①

2015年7月31日

 27日から1泊2日で環境厚生常任委員会の視察に行ってきました。27日(月)は、近江八幡市で市民病院(総合医療センター)を視察。そして28日(火)は岡山県総社市で障がい者千人雇用事業について視察させていただきました。

 近江八幡市の総合医療センターは、平成18年にPFI事業による建設・運営として始まりました。しかし、医事業務や実際の収益部門である医師・看護師は市の職員であり、収益は市に入りますが、PFI事業として建設し、維持管理業務は別会社に支払うことになる。本来医療センターは一体となって経営しなくてはならないのに、実際に収益を上げる病院職員と、委託契約で運営を任された事業者という関係。そのため、翌19年度には29億円という赤字に転落。

 民間活力の導入で、効率的かつ効果的な運営、低廉でかつ良好なサービスの提供という「PFI事業」の触れ込みで行われた「PFI」が病院運営にふさわしかったのかという問題もありますが、その「民間活力の導入という触れ込み」による計画の甘さ、PFI事業を推進するために収益をお手盛りで増やした感も否めないという感想が当地の市議からも出されていました。

2年半で市直営に戻し、東近江医療圏の中核病院、救急医療センター、災害拠点病院、地域周産期母子医療センター、地域医療支援センター、基幹型臨床研修病院、地域がん診療支援病院として、H21年度まで続いた赤字経営を一転黒字化し、現在に至っているということで、そのご苦労と運営方法は大変参考になりました。

60床の人工透析も1日3回最大180人を受けており、健診に来る人も多く、近隣30万人の命と安全を守る使命を持った病院として活躍されているというのが、よくわかりました。

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近江八幡市を視察したのち岡山市まで足を延ばし宿泊しましたが、丁度、翌日から全国知事会が岡山市で開催されるとあって、駅周辺のホテルはどこもにぎわっていました。


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