松本とし子

まつもと 敏こ
日本共産党平塚市議会議員
活動ファイル

平塚市、育休退園ゼロに!

2015年11月25日

平塚市はこれまで、保育園を利用している保護者が第2子を出産し育児休業をとるとき、上の子が3歳未満の場合、休職している保護者と一緒にいる方が好ましいとして、退園させられていました。

11月18日の記者発表で、落合市長は「事実上 撤廃」と発表しました。以下をご覧ください。

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育休退園 事実上撤廃

市長の記者会見より

「見直しを行った理由としては、企業における育児休業制度の浸透などによりまして、働き方や家庭のあり方に様々な選択肢が増えている中で、多様化している保育ニーズに応えていく必要があり、育休退園という制度があることで、保育園を利用するために、いつ出産すればいいのか考えなくてはいけない、といった声も聞かれるようになってきたことから、基準の見直しを行いました。
 なお、従来の運用基準により退園した保護者への対応といたしましては、きょうだいで同時同園入所がしやすくなるような配慮をしていきます。」

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これまで、この運用基準によって退園させられていた園児は、平成22年度に45人、平成23年度が30人、平成24年度が40人、平成25年度に71人、平成26年度に79人、平成27年度は10月末現在で47人とのこと。

この件では、子育て中の方から相談をいただき、5年ほど前に担当課に改善を求めた経緯があります。当時、県内で育休退園を実施している自治体はまだ多く、徐々に改善しつつある状況でしたが、市はまったく変更する考えはありませんでした。しかし、ここ数年間で見直しが進み、継続していたのは平塚市を含めた5市6町のみとなっていたのです。 9月議会でこの件を取り上げ改善を求め、この度「事実上 撤廃」となったことは本当によかったと思います。

出産を目前にこの件を相談してくださったお母さんは、1年の育休を終えたら一挙に2人の子を保育園に入れなくてはならない。もし、保育園が空いていなかったら仕事に復帰できない・・と、育休をあきらめました。その時のお子さんは、今5歳になろうとしています。

せっかく働く女性の身体を考えた「育休」と言う制度が使えないということのないよう、待機児ゼロ、育休退園ゼロの平塚市として、しっかり子育て支援に力を尽くし、実施は来年4月からとのことですが、状況を見ながら弾力的な対応を願います。

詳しい記者会見の内容はこちら↓から。

http://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/press/pres20150231.htm


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